94.5点/100点
「10万人が注目!科学的に正しい人生を変える筋トレ」
著者:谷口智一



これは文句なしで当たり本ですね。はい。
大当たりでもいいかな。
もっとインパクトがあり希少性の高い情報が書かれていたら90点台後半でした。
筋トレ系の本もちょくちょく読みますが、当たりハズレが分かれやすい印象です。
ありきたりでつまらない本はホントつまらないし。
書店で立ち読みしてから購入した本でもじっくり読んでみたらいまいちだったなんてことも。
逆に、それほど期待していなかったが読んでみたら大当たりだったということも。
「10万人が注目!科学的に正しい人生を変える筋トレ」は、
内容的には筋トレ初心者~中級者向けに感じます。
私は自分では体も知識も筋トレ中級者だと思っていますが、いくつか勉強になる点がありました。
スクワット250kg以上のゴリラマッチョのような筋トレ上級者の方でも知っていることは多いかと思いますが、
いくつか参考になる点はあるかと思います。
完全に初心者向けの内容という感じでもないですし。
それにしても、「10万人が注目!」ってリアルな数字ですね(笑)
100万人でもなく1万人でもなく。
10万人くらいを対象にしている感が半端ない。
さすがにこのご時世、10万冊は売れないだろうけど1万冊は売れても全然おかしくない内容。
書籍に限ったことではないですが、必ずしも内容と売り上げは比例はしませんけどね。
それでもこの内容で1400円(税抜き)は破格です。
私にとってはこの本で本当に参考になった点は10個もないのですが、
例え5、6個としても今後その知識を生かして筋トレするだけで
筋肉の成長はもちろんモチベーションも違ってくると思っています。
知っているか知らないかはそれくらい違う。
この本にはかなりの数の付箋はしたのですが、
中でも為になった箇所を先に箇条書きします。
・筋肉の大きい部位1位~4位
・ランニングは老ける
・貯筋
・筋トレで得られるメリット
・筋トレやり過ぎによるデメリット2つ
・ボディビルダーの多くが利用しているサプリ
・上半身と下半身の筋トレについて
・テストステロンについて
ざっと書きましたが、この辺りは私には特に参考になりました。
筋肉の大きい部位やランニング老化やテストステロンなどについてはある程度知ってはいましたが、
より深く理解できました。
浅く知っているか深く知るかで全然違いますね。
これらを深く知って実践するのとしないのとでは訳が違う。
こうやって箇条書きしてみると、自分が1番勉強になった点が分かりやすいですね。
私の場合は、筋トレのメリットいくつかやテストステロンについてもよかったですが、
それ以上に筋肉の大きい部位と上半身&下半身の筋トレについての2つがめっちゃ参考になりました。
内容は書けませんが、下半身の筋トレに対する意識や重要性が更に高まりました。
あとは肩とかも読む前よりも意識するようになりました。
実際、この本を読んだ後すぐに下半身と肩の筋トレしましたし、より時間も割くようになりました。
私はちょうどこの本を読んだ時期は下半身を強化している最中でして
尚且つ長時間長距離のランニングも止めたばかりだったので、
このタイミングで「人生を変える筋トレ」を読んで本当によかったです。
「あ~、下半身を優先してランニングを止めてよかったんだな」と認識できたのはよかったです。
有酸素運動はある程度はやっていますが、ランニングはほとんどやらなくなりました。
食事にはアホなくらい気を使っていて(1日1食、ヴィーガン、米&グルテンフリー+α)
体脂肪率は10年くらい一桁で別に太ってはないですし減量もしたいとは思わないですし、
「ランニングまでやる必要はないな」と肩の荷が下りた気分です。
冒頭で参考になった点は5、6個と書きましたが、
筋トレで得られるメリットはいくつか書いてあるので
実際は10個以上はありましたね。
割と最近発売された筋トレ本では「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」が人気あるようですが、
こちらの「科学的に正しい人生を変える筋トレ」とは内容は被ってる点は少ないです。
ページ数は最強の教科書の方が100ページほど多いです。
じっくり見比べてはないですが、2冊とも大変勉強になるので併せて読むことをおすすめします。
最強の教科書の方は、筋トレの負荷と回数やプロテインなどについて特に役立ちました。
参考になった数や下半身や肩への意識アップなら、こちらの人生を変えるの方が上ですが、
インパクトや意外性では最強の教科書の方が上ですね。個人的には。
まあ別に2冊を比較しなくてもいいと思いますが、私には2冊とも大変参考になりました。